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F-16C/92-3884
↑ F-16C/92-3884 Block50Pで2010年頃は第5空軍司令官機に指定されている機体。35th FWの在籍は長く1994年頃から既に三沢にいたらしい。因みに私が最初に出会ったのは1996年頃で、私が撮影した三沢基地へのWW-884の着陸写真がオランダの”F-16.net"に掲載されている。
↑ ガォーと右手で豹の攻撃ポーズ!この後続くパイロットは皆同じポーズでサインを返してきた。この機体も35thFW在籍が長い。以前は第5空軍司令官指定機だったので、2008年当時の第5空軍司令官ブルース・ライト中将のラストフライトを三沢で行った時に使った機体である。
F-16C/91-0363
↑ F-16C/91-0363 Block50Dで第5空軍司令官機に指定されている機体。2007年時は、F-16C/92-3895がこの塗装であったが、何代目の機体なんだろうか。この機体は、ショー空軍基地の第20戦闘航空団から2000年前後に移動してきたものである。
F-16C/92-3895
↑ 何かアクションをしてくれるかな・・と期待して手を振ったところ(私以外の多くの人も手を振って歓迎)、片手で豹のガォーポーズ?をしてくれた。
F-16C/91-0357
↑ 15年近く35th FWの司令官指定機で使われているF-16C/91-0357。2飛行隊を管轄する司令官機の為、左尾翼には黒豹マーク、右尾翼には侍マークが書かれている。
↑ 毎回の飛行時間は長く、5時間を超える事もあった。恐らく空中での給油訓練なども織り込まれているのだろう。三沢基地がロシアの中距離ミサイルの攻撃を受けた場合、百里は移動展開できる良い場所にある。場所を変えた移動訓練は彼らとっても欠かせない。
↑ 彼らの装備は、SEAD(敵レーダー、対空施設の完全破壊)任務に合わせた装備で、AAQ-33 スナイパーポッドXR、AN/ASQ-213 HTSポッドをエンジンナセル横に付け、ミサイルは三種の神器の内HARMを除く2種のダミー弾を両翼に付けている。F-16C/94-0038は35th FWの中でも最も新しい機体の一つで、以前はキャノン空軍基地の27th FWで使われ、2007年頃に三沢に移動してきたものらしい
↑ f-16C/91-0411 Block50D。三沢基地のF-16Cの中にはあまり飛行展示や航空祭に使われない機体があり、このWW-411もWW-400も35th FWの在籍は長いが、あまり航空祭では見たことが無い。
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F-16C/91-0411
2022年の年頭から始まったロシアによるウクライナ侵略により、世界中の国々が本気で国防に目を向けるようになり、国防予算は一気に軍備拡張方向に向かう。共産主義の一大帝国と言われたソビエト連邦が1991年12月に崩壊して、冷戦終了後30年も和平ムードに浸ってきた西側諸国は、力と自信を付けて再び帝国主義に目覚めたロシアの本性を見て、東西対決の時代に揺り戻されてしまった。我が国もしかりで、中国の脅威の方に目が行っていたが、もう一つ恐ろしい野心を持つロシアをすっかり忘れかけていた。彼らは未だに北海道に対する領土的野心を隠さない。欲しいものは、多くの血を流しても奪い取る・・過去のフィンランド侵略やスウェーデンへの侵略の歴史を見ても、今回のウクライナ侵略を見ても、彼らの考え方が帝国主義的領土拡張主義から何ら変わっていないことが判る。
 という事もあり、今年の日米共同訓練は全国規模で展開され、規模も大きかった。三沢基地に常駐する35th FWのF-16C部隊も13th FS"The Panther Pack"を中心に12機が、2022年11月10日から18日目での間、百里基地に展開した。ウクライナ戦で消耗も激しいロシア軍であるが極東の戦力は維持されており、油断を見せれば何時此処での緊張が高まるかもしれない。三沢に部隊は、そう言う意味でも日米両部隊共に睨みを利かす重要な役割を負っている。
F-16C/94-0038
↑ 私が赴いた11月某日は午前中フライトなし、午後3時過ぎから夜間訓練も兼ねて10機がエンジン始動して動き出した。
Wings